【死なせない育児】その1・ベビーモニター(ネットワークカメラ)導入したら寝付きも良くなった

夜、親が安心して寝られるように


こんにちは。じゃけおです。
前回の記事で、育児でもっとも時間を費やすタスクは「死なせないこと」だという話をしました。
前回は育児大変アピールみたいになってしまいましたが、「大変であることが美徳」とはまったく思ってません。
僕は基本的に「いかに楽をするか」にやりがいを見出すタイプなので、楽になる方法をどんどん試したいですし、良ければそれを発信していきたいと思っています。

さて、今日は「死なせない育児」のために我が家で導入してる赤ちゃん見守りグッズの話です。別の言い方をするなら、「夜、親が安心して寝られるようにするグッズ」です。

赤ちゃんって、起きてるときはだいたい分かるのですが、寝てるときは、寝てるのか息してないのか、よく分かりません。
何か異常があったとき、泣いてくれればまだマシで、サインを出してくれないとこっちも動きようがないですし、かたときもそばを離れてはいけない状態になります。
そうなると家事も食事もままなりません。
あわせて読みたい: 【死なせない育児】その2・ベビーセンサー(体動センサー)「スヌーザ・ヒーロー」でSIDS・窒息から守る|あたりめブログ

ベビーモニター(ネットワークカメラ)で見守りたい

この課題を解決してくれるグッズを2回に分けて紹介します。今回は「ベビーモニター(ネットワークカメラ)」です。

ベビーモニター(ネットワークカメラ)を買うにあたって、考えた必要要件は以下です。
  • マルチデバイス対応
  • (暗い部屋で使うので)暗視機能がある
  • 録画できる
  • 音が拾える
  • 外出先でも映像を見れる

導入までの試み(1) 簡易タープで周りを暗くした

カメラがないので別々の部屋にはできない、でも夕飯は食べたい、さすがに真っ暗な寝室で食べるわけにはいかない、しかし明るいダイニングで赤ちゃんを寝かせることはできない……という状態です。

ソファのそばにベビー布団を敷いて、上に厚手の布をかぶせて暗くしてました。ダイニングは薄暗くしていました。
これでも結構寝てくれるのですが、完全に暗くない&物音があることで眠りが浅いのではという心配と、親としてはテレビを見るのもままならなず、人目に触れぬように怯えながら生活しているような人たちのようになってしまったので、簡単にいうと不自由が多かったです。

導入までの試み(2) ネットワークカメラをFaceTimeで代用

とはいえネットワークカメラはいいお値段するので、はじめに考えたのが
iPadを寝室においてFaceTimeのビデオ通話をつなぎ、iPhoneで見る、というものです。これなら無料でできる!
はじめはいけるかなーと思ったのですが、2日くらいで諦めました。
  • 使えなくなる端末が2台必要(タブレットとスマホなど)
  • 暗いとほぼ見えない(体動センサーの光はよく見えます笑)
  • 画質が良すぎてiPhoneの発熱がやばい(長時間使用に不向き)
要件は半分くらい満たしてますが、なかなか「置きっぱなし・つなぎっぱなし」というわけにはいかない方法です。

おとなしくネットワークカメラを購入

※CS-QR20は生産が終了したため後継機をご紹介しています。

比較検討の末、僕が買ったネットワークカメラはこちら、PLANEX社の『スマカメナイトビジョン CS-QR20』です。
『スマカメナイトビジョン』は上に書いた要件を満たしたうえで、付加価値として「セキュリティの高さ」という点でもGOODです。
これをふまえると、かなりコスパの高いアイテムだと思います。
逆に、モニターつきのタイプはスマホやタブレットで見れればいいので僕としては不要でした。

副次的なメリット(1)結果的に寝付きがよくなった

ベビーモニター(ネットワークカメラ)を導入したことで、結果的に赤ちゃんの寝付きがよくなりました。赤ちゃんは真っ暗で誰もいない部屋のほうが寝付きがよく、かつ眠りも深くなるそうです。
ベビーモニターを設置すれば部屋にいる必要がない、明るくする必要がないので寝付きをよくするにも効果的です(赤ちゃんにとっては「天井の常夜灯」も明るすぎるそうです)。

副次的なメリット(2)行動管理しやすくなった

我が家では赤ちゃんの記録を「ぴよログ」というアプリで管理しています(何時に起きた、おっぱい飲んだ、うんちした、、という、赤ちゃんの行動すべてです)。
お察しのとおり、その場で記録しないとあとで「あれ何時にやったんだっけ」ということがたびたび発生します。(妻は深夜の授乳は記憶にないことが多いようです……)
そんなときも録画した映像を見返せば手に取るように分かるのでとても便利です。

ものの15分で設定完了

使い方は本体を自宅のWi-Fiネットワークにつないで(有線LANも使えます)、スマートフォンに専用アプリ『スマカメ』をダウンロード。本体に貼ってあるQRコードを読み取れば本体とアプリがつながって、本体の映像がほぼリアルタイムでアプリ上で見れます。
かなり簡単な設定で、僕も箱を開けて15分くらいですべて完了しました。

足りない機能も余計な機能もない、シンプルなカメラ

暗視モード、再低画質(解像度320×200、ビットレート128Kbps)の映像。状態を確認するにはまったく問題ありません
『スマカメナイトビジョン』は暗視機能があり、昼←→夜の切り替えも自動的にやってくれます。
映像はmicroSDカードを用意すれば録画できます。うちでは16GBを用意しました。Amazonで1000円前後で買えます。

microSDカードでの録画は、16GBあれば最高画質(解像度1280×720、ビットレート512Kbps)でも約47時間、最低画質(解像度320×200、ビットレート128Kbps)なら約188時間(24時間×丸7日間!)録画できるので、十分すぎます。うちは最低画質にしてますが、何の問題もありませんね。
容量がなくなったら古いデータから上書きしていくようなので、(特にアーカイブするつもりでなければ)自分で都度消したりという作業はいりません。
※動体検知して録画する機能もあるのですが、監視対象(赤ちゃん)は常に動き回ってるのでいまのところ普通のまわしっぱなしモードにしてます。

ちなみにmicroSDカードを用意してさあ録画するぞ! と思ってアプリをいろいろいじっていたのですが、どこにも『録画する』ボタンがなく、10分くらい試行錯誤したのですが、なんのこたぁない、『常時録画』モードの場合は、「勝手に録画し続ける」仕様でした笑

ちょっと面倒なのが、録画した映像を見るときです。
たとえば「自分が朝起きたら赤ちゃんがすでに起きていた」とき、何時に起きたか確かめるために映像をさかのぼるのですが、いわゆる「シーク機能」や早送り、早戻しができないので、等倍速で追うしかありません。そのかわりなのか、動画は4分おきに生成されるので、動画のはじめを見ておおよその時間を確かめながら目的の映像を探していくことになります。
※動体検知モードでの録画映像のシークは、アプリの有料オプションでできるようです。

セキュリティも安心の日本製品

この会社、PLANEXの製品のウリはセキュリティでして、日本国内の自社サーバーで運用し、パスワードをサーバー側に保持しない作りにしているそうです。
ネットワークカメラ界隈では近年、知らない間にインターネット上に動画が流出したり遠隔操作されていたりと怖いニュースが多いだけに、ある程度安心できるかなと思います。

弊社ネットワークカメラはセキュリティーを最重視し、外部からの不正アクセスを防ぐとともに、日本国内に自社サーバーを構築して運用しております。
また、パスワードもサーバー側に保持せず、お客様がお持ちのネットワークカメラ側に保存して認証される仕組みになっております。 従って、ネットワークカメラのアクセスコード(UID)とパスワードをご存知の方以外の視聴は完全にブロックされます。

報道された監視カメラの不正アクセス問題について|PLANEX

ちょっと気になること

1つ目は、本体から発するセンサーライト?がむちゃむちゃ明るいことです。
赤ちゃんを泣かせる部屋に置くには眩しすぎるので、ティッシュとかを貼り付けてしのいでます。
2つ目は、暗視モードだと赤ちゃんが白飛びしてしまうこと。暗い部屋の中で赤ちゃんは「白すぎる」ようで、そのままだと表情とかが映らなくなります(これは「部屋がどのくらい暗いか」にもよるので必ずそうなるものではないです)。
対策として、カメラのそばに真っ白なものを置くと、自動的に調整されていい感じになりました。どちらも運用でカバーできたので特にストレスと言うほどでもないですが。

IFTTTを使ってGoogle Home とも連携できるけど

『スマカメ』シリーズはIFTTTに対応しており、これすなわちGoogle Home や Alexa を使って音声で制御できるようになります。
IFTTTとGoogle Home といえば小生なわけですが、僕はこの機能は使ってません。
動体検知モードの作動・解除がおもな制御だったので必要じゃなかったですね……
単純な録画停止・再開を制御できたらガンガン使うんですが。
それとも使い方が間違ってるのでしょうか……うーむ

上位機種は「首振り」もできるけど

あと、このカメラの上位機種である『スマカメ パンチルト フルHD(CS-QR30F)』は、スマホの操作でカメラを左右に振ることができます。
赤ちゃんは動き回るのでたしかにこの機能もうれしいのですが、うちの場合寝室で布団に寝かしているので、赤ちゃんが画角から外れるイコール布団から完全にはみ出してるので、寝室に行かなきゃいけないときなんですよね。
なのでそこまで重要視しませんでした。

ほかの使いみち:ベビーシッター、防犯対策など

僕はまだ利用したことがないのですが、ベビーシッターをお願いするときはダイニングにもう一台設置しておくと安全かもしれませんね。
また、赤ちゃんが大きくなっても、防犯カメラとして使ったり、家に子ども一人のときにまわしたり、使いみちは結構あると思います。
使うことがあったらまたブログに書きたいと思います。


その2は「体動センサー」についてです。 【死なせない育児】その2・ベビーセンサー(体動センサー)「スヌーザ・ヒーロー」でSIDS・窒息から守る|あたりめブログ
ではでは。