育児がめっちゃ楽になる「ジーナ式」のメリット・デメリット解説。これは旦那さんから奥さんに勧めてほしい



こんにちは、じゃけおです。
2018年7月は歴史的猛暑になりました。
今回も育児パパ目線のブログ書きますね。

今日は「ジーナ式」と呼ばれる育児法を3ヶ月ほど実践してみた話をしたいと思います。

最初に言いますが!これはまじですごい!
なんか宗教の勧誘みたいになっちゃうけど!
完全に「変われるさ、現におれは変われた」状態になるよ!!

なので、これを読んでいる旦那さんは、奥さんがまだコレを知らなかったら、ぜひすすめてあげてください。
なぜかというと、奥さんの負担が楽になって、かつ夫の育児参入障壁が下がるからです。
2019/5/10 追記
ジーナ式を約1年間継続してどうだったかの後日談を書きましたので、あわせてご覧ください!
【継続報告】ジーナ式育児法は1年つづけると空気のようになる|あたりめブログ

世界初!赤ちゃんをあやし寝かしつけるイス
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「ジーナ式」育児法とは?

ジーナ式とは、ジーナ・フォードさんというイギリス人女性の方が提唱している育児法です。
この方は医師や学者ではなく、イギリス王室や著名人のナニー(いわゆる乳母)をつとめてきたそうです。

「ジーナ式」育児法をおすすめする理由

  • 手法が合理的でとっつきやすい
  • 奥さんが寝れる
  • 旦那さんも参加しやすくなる

きっかけ

もともと妻の友人が妻に「こんな方法があるよ」と教えてくれました。
妻の友人もこの本を人にすすめられて実践したところ、劇的に育児が楽になったということです。


この本、実はクソ読みづらいことで有名なのですが
この記事を読んで実践しようと思った方は、ぜひ本を買って読んでみてください。

ジーナ式育児法のエッセンス

ジーナ式の核となる考え方はこの2点

  • 「眠くなったら寝かせ、お腹が空いたらおっぱいをあげる」の否定
  • 睡眠・授乳スケジュールの徹底管理
具体的には、

月齢ごとに綿密に練られたスケジュールをもとに、
赤ちゃんを人間社会の時間に合わせて育てる

赤ちゃんにとって健康的に正しい睡眠時間と授乳量をキープする

眠れない生活から母親を解放し、かつ父親も参加しやすくする

ということを目指す、合理的に考えられた手法なのです。

ジーナ式は育児界の異端児

ジーナ式を紹介しているブログはいくつもありますが、このことを説明している記事は少ないように思います。
このジーナ式は、育児の世界ではかなり賛否両論ある育児法です。

WHOガイドライン「乳幼児の栄養法」でも「赤ちゃん主導の授乳」が推奨されており、赤ちゃんに必要な栄養素が効率的に与えられるなど、医学的根拠があると言われています。
有名な産婦人科ほど、この提唱に準拠した内容をお母さんたちに指導しています。
お医者さんにジーナ式を相談したら「あぁ、あの非科学的なやつね……苦笑」
みたいな反応をされるかもしれません。。

ジーナさんはナニー出身なので完全に経験則に基づいており、医学者たちの意見とは一線を画してます。

ジーナさんの主張はシンプルで
「確かにそうかもしれんけど、それで母親が疲弊して産後うつになったら元も子もないやろ」
というのが根底にあります。(と、読んでて思った)

「眠くなったら寝かせ、お腹が空いたらおっぱいをあげる」は本当にいいのか

これは「ディマンドフィード (Demand Feed) 」と呼ばれる、乳児期の子育てのもっとも一般的で医学的根拠にもとづいた考え方です。赤ちゃんに主導権を握らせるということですね。

しかしこれには問題があるとしています。
問題の要因は「昼夜(活動時間とそうでない時間)の区別がつかない」ことに集約されます。

問題点1. なぜ泣いているのかわからない

まずこの方法だと、赤ちゃんが「眠いから泣いてるのか、お腹が空いてるから泣いてるのか」を見極めるのが難しいです。
すると、「とりあえずおっぱいをあげて、眠ければ寝るし、眠くないなら起き続けるだろう」という思考になります。
気分にあわせて食事と睡眠をしているので、昼夜の区別がつかず、結果的に夜泣きが頻発します。

問題点2. お母さん(親)が寝れない

さらに、親にとっては赤ちゃんがいつ起きるか/泣くかが全く読めず、自分が寝たり自分のことをする時間が取れなくなります。
30分でも気の休まる時間がない、というお母さんも結構いると思います。

ディマンドフィードに頼ると、赤ちゃんは「どっちでもない睡眠」を、「不規則に」「2、3時間単位」でやるわけです。
これをされると親は休まる暇がありませんよね。
いずれ知らねばならない昼夜のサイクルにも影響が出て、この癖が抜けなくなります。
親は疲弊してしまい、親のストレスが赤ちゃんに悪影響を与える可能性もあります。

問題点3. 睡眠と授乳がセットになり、昼に起きれず、夜に寝れなくなる

よくありがちなのですが(我が家でもたまにやってしまいますが…)「寝かせるためにおっぱいをのませる」のもよろしくないです。

赤ちゃんは物事を「関連付け」で覚えるので、「寝る=おっぱい」の構図ができると、おっぱいをあげるたびに寝るし、「NOおっぱい=寝ない」になり、夜泣きが続く、ということにもなります。
あと、一回に飲む量が減って、飲む母乳の質が下がる可能性があります。
(母乳は最初と最後で成分が違うので、片乳ぜんぶ飲まないとだめらしいです!)

誤解してほしくないのは、これは「大人の都合に赤ちゃんを合わせる」わけではありません。
赤ちゃんが正しい睡眠時間と授乳量を正しい時間間隔で維持すれば、結果的に大人も楽になるというだけです。

ジーナ式の基本メソッド


さて本題。
赤ちゃんを育てるうえで重要なのは「睡眠」と「食事(授乳)」なわけですが、
主だった方針はこんなかんじです。
  • 寝るときと起きるときの場所を分ける
  • 寝るときは暗い部屋に連れて行く
  • 日中できるだけ起こして、夜できるだけ寝かせる
  • 一日に与えるべき授乳量を日中のうちに飲ませる
  • 寝ることとおっぱいをあげることを関連づけしない

ジーナ式寝かしつけのポイント

ジーナ式では、特に初期の寝かしつけについて細かい指導があります。

寝るときと起きるときの場所を分ける/寝るときは暗い部屋に連れて行く

ジーナ式では(イギリスの家庭が念頭にあるので)「ベビーベッドのある子ども部屋をつくって、親と一緒に寝かせるな」と言っているのですが、我が家では無理があるので、
  • 夜は普通に添い寝(親も赤ちゃんも布団)
  • 親が起きている時間は真っ暗な寝室に寝かせて、ベビーモニター+体動センサーでで監視
というやり方にしています。

これはまた別の記事でも紹介していますが、ベビーモニター+体動センサーは赤ちゃんを眠らさせてかつ赤ちゃんの安全を見守り、かつ
つかの間の親の自由時間を作るためのマストアイテムですので導入をオススメします!
【死なせない育児】その1・ベビーモニター(ネットワークカメラ)導入したら寝付きも良くなった|あたりめブログ
【死なせない育児】その2・ベビーセンサー(体動センサー)「スヌーザ・ヒーロー」でSIDS・窒息から守る|あたりめブログ
寝るときの場所について本ではこのように書かれています。
赤ちゃんがまだ小さい頃は疲れることなく連続で目を覚ましていられるのは1時間が限度だということを覚えておいてください。1時間以上起きていると疲れすぎて次のお昼寝の時に長めに眠る必要が出てきます。こうなるとその後のスケジュールにも遅れが出て結局夜中の睡眠がうまくいかなくなってしまうのです。 (中略)
できるかぎり、お昼寝のときは寝室で寝かせ、目を覚ましているときには明るく周りに人がたくさんいるようなにぎやかな場所に連れて行くように心がけましょう。赤ちゃんがいつ眠り、いつ遊べば良いのかを学べるように、お昼寝の時間と遊びの時間にメリハリをつけてあげてください。 p116

日中できるだけ起こして、夜できるだけ寝かせる

お昼寝をさせると、勝手に起きるまでそのまま、という方も多いのかもしれませんが、スケジュールどおり起こして、寝すぎないようにさせます。

※起こすと言っても、肩を叩いたり呼びかけたりするわけではなく、カーテンを開けて明るくし、体に掛けてるタオルやスリーパーを外せば勝手に起きます。
午前7時から午後7時の間に、最低でも6〜8時間は赤ちゃんを起こしておくように努力しましょう。 p108

一日に与えるべき授乳量を日中のうちに飲ませる

日中のうちに飲みきらない=深夜に飲ませる=お母さんが寝れない、ということももちろんですが
母乳というのは「過去に生産した量の多い時間帯により多く生産する」という仕組みになっているそうで
深夜にたくさん与えていると、深夜に一番母乳が出る=昼間の量が減ることになり、ますますお母さんの寝る時間が減ってしまうことになります。

ジーナ式のメリット

メリット1. なぜ泣いているのかがわかる

スケジュールが決められていると、「なぜ泣いているのか」の推測が簡単になります。
たとえば
  • 朝11時にぐずったということはお腹がすいた
  • 夕方4時にぐずったということは眠い
  • なんでもないときにぐずったということはおむつかな?
など。そしてだいたい合ってるのです。
「ジーナ流生活スケジュール」に取り組めば、お腹がすいているのか、疲れているのか、退屈しているのか、またはその他の理由で泣いているのかがすぐにわかるようになります。 (中略)
私のスケジュールを活用すれば、パパとママにはもうひとつ大きな利点があります。夜はのんびりと二人きりの時間を楽しむことができるのです。 p42

メリット2. イレギュラーに対応しやすくなる

スケジュールを守っていると、
「このときはいつも泣くから気にしない」と「このタイミングで泣くのはおかしい」の区別がつくようになってきます。
泣くのはいくつもの理由があり、とっさの判断はかなり難しいです。
「日常」を作っておくことで、「これは眠たいわけではないな」などの消去法がやりやすくなるのです。

紹介したこの本には赤ちゃんを育てるためのスケジュールがこと細かに書かれています。
それを抜き出したネット記事などもありますが、表面的になぞるだけではイレギュラーに対応できません。

「こういう場合はどうしたらいいのか」
「これが守れない場合はどうすれば良いのか」
など、大事なこととフレキシブルで良いことのニュアンスをつかむには、本に書いてある心がけやQ&Aを読むことが大事になってきます。

メリット3. 悪循環を好循環に変えられる

悪循環って抜け出せないんですよね
泣く→おっぱいあげる→寝る を繰り返すことで、
1. 昼間の睡眠時間が増える→夜起きて夜泣きする
2. おっぱいをあげないと寝れない→父親含めた他人に頼れなくなる
という、お母さんにとってつらい悪循環に陥ります。

これを
・(泣いてなくても)時間になったら授乳する
・(眠いサインを出していなくても)時間になったら寝かしつける
を繰り返すことで、1,2のつらい状況を回避することができます。

「赤ちゃんが主導権を握るべき」というのが主流ですが、母乳の成分は母親のストレスの影響を多分に受けますし、母親の精神状態を子どもは察知できてしまいます。
「母親がストレスフリー」であることが赤ちゃんにとっても、男親にとっても最善なのは自明だと思います。

メリット4. ブラックボックスがなくなり、夫が参加できる


これね、ここ読んでください。

どうしても母乳育児を行っていると、母親が育児の柱になりがちです。
そうするとたまに「私病院に行くから、午前中赤ちゃん見といて」みたいなシーンが訪れます。

この場合
「え!?どうすりゃいいの」か
「いいけどわかんなかったらめっちゃ連絡する」か
「そんなことは認めない」
のどれかの反応をしてしまいがちです。

こうなると妻は夫に託すのがめんどくさくなり、
「じぶんがやったほうが早い病」に陥り、夫の育児参加がますます遠のきます。

ジーナ式を取り入れてなおかつ夫もこのスケジュールを把握しておけば、「なぜ泣いてるのかは母のみぞ知る」という固定観念がなくなりますし、
母親が一人で出かける時も同じルーティンをこなすことができます。

仮に夫が把握していなくても、
「泣いたらいい感じにしといて」よりは
「7時に起きたから、9時に寝かして10時に起こして11時にミルクね」
のほうが夫としてもはるかにありがたいはずです。

また、夜(22時台など)の授乳は積極的にミルクや搾乳した母乳を飲ませることを推奨しているので、忙しいパパさんもこの時間をハイパーパパミルクタイムに設定するのも良いでしょう。
母乳育児を続けながら赤ちゃんの生活リズムを整えられるだけでなく、搾乳したお乳でパパが授乳できるというボーナスもついてきます。 p63

デメリット

しいていうならこれでしょうか。

1. スケジュールが守れない事情があるときに不安

たとえば長時間外出するとき、暗い場所を確保できないと不安とかはあります。
ちなみにうちは最近都内から箱根に一泊二日で出産後初旅行に挑戦したのですが、
そのときは高速とかでなんとか寝てくれて助かりました。

あとは長期的に、そもそも7時に起こすのが仕事の都合上無理とか、そういうのがあると導入自体を足踏みするかもしれませんね。
1時間くらいずらして解決するのであれば良いかもしれませんが。

2. 他の人に預けづらい気もする

奥さんにとって、夫や家族くらいまではいいかもしれませんが、スケジュールが細かいだけにそれを伝えるのがちょっと大変かもしれません。
「え、なにそれ赤ちゃんがかわいそう」とか言い出されると面倒ですし……。

本当にうまくいくのか?

ジーナ式のおもなスケジュールを夫婦のevernoteで共有してます

いや、ぶっちゃけそんな一辺倒にはいきませんよ……。
「寝かしなさい」って書いてあっても寝ないもんは寝ないですし。

自分たちの時間が作れるのは確か

いまうちの子どもは5ヶ月くらいですが、3ヶ月頃から夜はだいたい19時から23時くらいまで寝かせて、最後に授乳して3人まとめて就寝、というスケジュールなのですが
この3〜4時間はほぼほぼ、親2人はダイニングで過ごせています。
もちろんモニターで監視はしてるんですが、すぐ起きてそこからかまってないといけない、ということはまずないですね。

同じ「睡眠」も並列じゃない

最初はスケジュールだけ見て「この時間にこれするのね」と機械的にやっていたのですが
それではうまくいきませんでした。
やっぱり「エッセンスを理解すること」が大事です。
たとえば生後3〜4ヶ月だと日中3回の睡眠があるんですが、朝と夕方は軽めでいいから昼はたっぷりって書いてあって、その理由も書いてあります。
同じ項目でもすべて並列なわけではないということが頭に入ってると調整がしやすくなって、「その子に合ったスケジュール」が作られていくようになります。

本の中ではよくある質問としてさまざまな事情が取り上げられています。
「こことここは多少前後してもいいけどここは守れ」とか、「イレギュラーなことがあればここを調整しろ」とか、結構いろいろ書いてくれています。

標準のスケジュールはかなり細かく、しかも月齢でも分かれているので、全て完璧に毎日こなすのは難しいです。
しかしそのエッセンスだけでも把握していれば、あとは誤差の範囲で対応でき、少なくともやってないよりは、効果があると思いますよ。

消去法ができることで、新しい「気づき」も

ジーナ式を守っていると、直接書いていないことでも気付きがあったりします。
うちの娘は2、3ヶ月くらいのとき、夕方の寝かしつけが結構ぐずられて大変でした。いわゆるたそがれ泣きってやつでしょうか。
縦抱きすれば泣き止むけど、布団においたらまた泣き出し、それを繰り返すうちに本来の寝る時間終了……みたいなことが何日も続きました。

しかしこのスケジュールが身についていれば勝手に寝るはずだと開き直り、泣いててもそのまま15分くらい心を鬼にしてほっておくと、スンと寝ちゃうんです。
これが分かると、泣かれても消耗しなくなりました。これはやっぱり「この時間は寝るに違いない」と思えないとできないわけで、だいぶ助かってます。

まとめ

改めて、旦那さんが奥さんにジーナ式を勧めるべき理由は、
  • 手法が合理的でとっつきやすい
  • 奥さんが寝れる
  • 旦那さんも参加しやすくなる
です!
いまのところ発育も順調で、ふたりとも疲弊せずに済んでいます。
またしばらく経ったら報告したいと思います。


ちなみにこの本はわかりやすいけど地雷です↓
※スケジュールが表になってて素晴らしいけど応用が利かない。。


ではまた!
2019/5/10 追記
ジーナ式を約1年間継続してどうだったかの後日談を書きましたので、あわせてご覧ください!
【継続報告】ジーナ式育児法は1年つづけると空気のようになる|あたりめブログ

世界初!赤ちゃんをあやし寝かしつけるイス
「LaLaCoチェア」