IT健保に加入してる赤ちゃん連れなら今すぐ「トスラブ箱根 和奏林」に行け!


「トスラブ箱根 和奏林」建物の中央が空洞になっている印象的なフォルムです

こんにちは。じゃけおです。

今回は先日夫婦と5ヶ月の娘を連れて、出産後はじめての一泊二日の旅行に行きましたので
その話をしたいと思います。
旅行先には「IT健保」の組合員だけが利用できる保養施設「トスラブ箱根 和奏林」を選びました。

IT健保(ITS)とは

関東ITソフトウェア健康保険組合のことで、関東に本社があるIT企業が高確率で参加している健康保険組合です。
平成30年7月末現在、事業所数7,059社、被保険者数479,113人となかなか大所帯の組合です。

健康保険組合所有の保養施設がある

IT健保は健康保険なので、当然保険のメニューがいくつかあるのですが、それはいったんおいておいて、今日は保養施設の話です。

IT健保は関東広域に組合専用の保養施設を持っており、IT健保の保険証を持っていないと利用できません(パーティーの誰か一人が持っていればOK)。なんとも贅沢な仕様です。
必然的に大学生のウェーーイな集団がいる可能性も極めて低いです(ゼロではないですが)。

箱根(神奈川県)、館山(千葉県)、湯沢(新潟県)、中沢(群馬・草津)などいろいろな場所にあるのですが、そのなかで先日、箱根にある直営保養施設「トスラブ箱根 和奏林」に親子3人で行ってきました。
娘にとっては人生初の一泊二日旅行ということで不安もありましたが、赤ちゃん連れにこそ行ってほしい、とても素敵なところでした!

行く前の心得:遊びに行くのではなく、休みに行くべし

特にお母さんは毎日赤ちゃんと接していて、お疲れのこともあると思います。
これを読んでいるのがイクメンの皆様なら、「家族サービス」と思って張り切って
あれこれ予定を立ててしまうかもしれませんが
特に奥さまがいかに安息を……つまり寝られる時間を確保できるかを最優先に計画しましょう。

「トスラブ箱根 和奏林」を選んだ理由

1. 赤ちゃん連れをふまえての選定条件に合致した

我が家で赤ちゃんを連れての初めての一泊旅行をするにあたり、考えた場所と宿の(主に設備的な)条件は以下です。
  • 自宅(都内)から3時間以内
  • 移動手段は車(レンタカー)を想定
  • 道中のサービスエリアが充実している(絶対に休憩なしではたどり着けない)
  • 都会の喧騒から離れた場所
  • 家族風呂がある(乳児は大浴場に入れないので)
  • 部屋が和室(親子でゴロゴロしたい)
  • 近くに観光スポットはなくてよい(親子でゴロゴロしたい)

2. とにかく安い

保養施設ということもあって、料金(負担額)はむちゃんこ安いです。なんと大人ひとり5,400円!しかも二食付き!
被保険者・被扶養者:5,400円(こども2,700円)
その他の方:10,800円(こども5,400円) (お1人様・1泊2食付・税込)
https://www.its-kenpo.or.jp/shisetsu/hoyou/chokuei/toslove_wasorin/index.html

唯一のデメリット:全然空いてない

思い立って来週行こう!と思っても、なかなか行けないのがIT健保の保養施設。特に神奈川・千葉あたりの東京近郊エリアは激戦区です。
通常、利用月の2か月前の申込受付期間内に申し込むことになり、これは抽選です。
今回狙った日程はすでに抽選期間が終わっていたのですが、抽選が終わった後は空き照会、つまりキャンセル待ち情報がちょくちょく更新されます。
うちではこれをこまめにチェックして、予定の合う日程を押さえることができました。

そのほかいろいろ細かいルールがあるので必ず確認してください。
申し込みから利用まで | [ITS]関東ITソフトウェア健康保険組合

ふつうのホテルや旅館だと土日・祭日が高くなるのに対して、IT健保の保養施設は年間を通して一定の料金です。
そのため土日に行ったほうが相対的にお得なわけですが、そこは皆さん考えることは同じ、土日の日程をおさえるのは至難の業です。
赤ちゃん連れであれば、道中も混雑していない平日を攻めましょう。お父さんはそのためにお休みを確保しましょう。育休を取っていれば尚良し、ですね!

Tips1. 箱根の保養施設は和風と洋風が選べる

ちなみに箱根の保養施設は、「トスラブ箱根 和奏林」と、「トスラブ箱根 ビオーレ」が隣接しています。
簡単に言うと、「トスラブ箱根 和奏林」は和風の施設です。部屋も和室中心で、食事も基本的に和食です。
「トスラブ箱根 ビオーレ」は洋風の施設です。洋室中心、食事はイタリアンなどになります。
ベッドだと赤ちゃんのやり場に困りそうだったので、どこまでもゴロゴロできる和室のある「トスラブ箱根 和奏林」を選びました。

IT健保では直営保養施設以外にも、休暇村やかんぽの宿が5000円引きだったり
JTBで売ってる国内の宿だったらほぼなんでも5000円引きだったり
無限と言っていいほど選択肢があるのですが(正直選ぶのもめんどくさい)
箱根は都心から近くて最高なぶん、土地柄どうしても平均単価が高いので
そのなかで圧倒的にコスパの良い直営保養施設を選びました。

Tips2. サービスエリアの充実しているルートを優先しよう

東京都内から箱根へ車で向かう場合、基本的に東名を使います。
東名といえば海老名を筆頭にサービスエリアが充実しているので
移動はぐずられることもなく意外とすんなりいけました。
特に海老名は男女ともにトイレにおむつ替えスペースがあったり
授乳室(もちろんおむつ用ゴミ箱、熱湯完備!)もあったり、ファシリティが最高です。

そんなこんなでGoogleマップさん想定の倍近い時間を掛けて(これはしょうがない)
無事宿に到着。

「トスラブ箱根 和奏林」の良いところ

1. 和室がむっちゃ広い

フロントで事前に郵送された書類と保険証を提示してチェックイン完了。
建物自体も写真詐欺の可能性も若干疑いましたが、想像以上にキレイな建物でした。

部屋に入って結構びっくりしたのが部屋の広さです。
10畳なので親子三人には贅沢すぎる広さ。城本クリニックごっこがはかどります
部屋の奥が全面窓になっていて、竹林が広がっているという、これまた贅沢な仕様です。
(すべての部屋が同じ間取りかは確認できていません)

2. 日中(18時まで)ラウンジでコーヒー飲み放題

なんかよくわかんないですが日中(18時まで)ラウンジでコーヒー飲み放題という太っ腹。
しかもちゃんとしたエスプレッソマシンが置いてありました。
ちなみに廊下にウォーターサーバーも置いてるので、ミルクを作るにも使えるかと。

3. 家族風呂もクオリティ高い

乳児は衛生上の理由で大浴場に入れないですが(いきなりウンチされる可能性もあるので)
家族風呂が用意されています。
これは当日フロントで予約すれば50分間好きなように使えます。
家族風呂といっても狭い感じではなく、かなりゆったりとくつろげる広さがありました。

4. 夕食がめっちゃ豪華

夕食も非常に豪華で、メニューもボリューム満点です。
事前に「品数重視」か「クオリティ重視」かを指定できます。
これは「品数重視」のほうだったのですが、それでもかなり高級感のあるラインナップで十分お腹いっぱいになりました。

事前に電話で相談すれば、レストランエリアではなく座敷で夕食をいただける可能性あり。今回我が家もその情報をかぎつけて交渉したところ、快く座敷を提供してくださいました。
行ってみると我々以外にも小さい子どもの家族連れが二組ほど座敷で夕食をとっていたので、その日子ども連れがある程度いれば、座敷に通してくれるというシステムなのかもしれません。(あくまで推測です)

一部ブログではデフォルトのサービスのように書かれていますが、
これは施設側のご厚意でやっているようなので、言えば必ずそうしてくれるというわけではなさそうです。

ドリンクは別料金ですがこちらも破格。
生ビール310円、プレミアム・モルツ中瓶350円、梅酒230円、日本酒一合340円などなど……。
僕はノンアルコールビール(205円)、一番搾り中瓶(330円)、ロゼスプリッツァー(360円)を注文しました。


一夜明けて朝食。これまた豪華な品数!
朝食はレストランでしたが、ソファ席(ファミレスによくあるやつ)に誘導してくれたので
そこに娘をごろんとさせていれば特に問題なかったです。

5. もちろん大浴場もある。こっちもクオリティ高い

一日目は入れなかったので、二日目に夫婦交代で大浴場に。もちろん露天風呂もあってとても雰囲気良かったです。
ちなみにプールもあるのですが結局入りませんでした。せっかく赤ちゃん用の水着も買ったのですが。笑(ゴロゴロしすぎた)

6. 昼食は隣接している姉妹施設のレストランでイタリアン。これも激安。

チェックアウト後、せっかくなので現地で昼食も食べることにしました。
「トスラブ箱根 和奏林」と隣接している「トスラブ箱根 ビオーレ」のレストランです。
なんとこれ左のメニューは700円。右が930円。頭おかしい。(まぁ保険料払ってるんですが)
東京で食べたら倍くらいしてもおかしくないようなクオリティです……!

7. 宿から芦ノ湖まで車で5分くらい

おじさんは知らないおじさんです。おじさんすみません。

「トスラブ箱根 和奏林」の立地的には芦ノ湖の近く。芦ノ湖を眺めるのも一興です。
ついでに芦ノ湖にある「箱根神社」という神社にも行きました。
湖のほとりにある鳥居が有名で、簡単に言うとなんちゃって厳島神社のような光景が拝めます。

装備の話

おわかりいただけただろうか
保養施設の話とは直接関係ないですが、最後に乳児と一泊二日の旅行に行くにあたっての装備の話をしたいと思います。

ベビーシートが必須

レンタカーに乳児を乗せるときは、借りるときに必ずベビーシートをつけて借りなければいけません。
楽天レンタカーなどのネット予約であれば、予約時にオプションでつけられるはずです。
ベビーシートはすべての店舗で対応しているわけではなく、当日その場でささっと取り付けられるような代物でもないので、必ず予約の時点でオプションで付けておくようにしましょう!

持ち物は抜かりなく

当たり前のものを当たり前のように持っていっただけではありますが、なにせ赤ちゃんがいるだけで荷物が格段に増えるので、忘れ物には注意しましょう!
我が家で持っていったものを書き出しましたので、持ち物チェックの参考にしてください。(親の個人的な荷物は除く)

●忘れてはいけない系
保険証(これがないと入れない、たぶん)、 母子手帳

●生活系
ベビーカー、 スリーパー、 着替え、 抱っこ紐、 ガーゼ、 ベビーシートに敷くタオル、 スヌーザヒーロー、 オーボール

●消耗品系
おむつたくさん、 母乳パッド、 おしりふき、 箱ティッシュ、 ウェットティッシュ

●ミルク系
哺乳瓶、 粉ミルクキューブ、 消毒セット、 哺乳瓶乳首ブラシ、 哺乳瓶用洗剤

●お風呂系
バスマット、 ベビーローション、 ベビーソープ

●季節系(真夏だったので)
日焼け止め、 冷感マット、 保冷剤、 虫除け

あくまで「休む」気持ちで、箱根の自然を満喫しよう

すべてにおいてコストパフォーマンスが良すぎるIT健保の保養施設「トスラブ箱根 和奏林」。それだけでなく赤ちゃん連れ・小さい子ども連れに優しいファシリティが充実した施設です。
冒頭に書いたとおり、予定を詰め込みすぎずに、お部屋の中でまったりとした時間をすごす気持ちで行くと、リフレッシュにもなると思います。

それでは。