【死なせない育児】その2・ベビーセンサー(体動センサー)「スヌーザ・ヒーロー」でSIDS・窒息から守る

こんにちは、じゃけおです。
死なせない育児の話、2回目はベビーセンサー(体動センサー)を導入した話です。
1回目はこちら: 【死なせない育児】その1・ベビーモニター(ネットワークカメラ)導入したら寝付きも良くなった|あたりめブログ
我が家では生まれて間もない時期からベビーセンサーを買っていまも使い続けています。

最初、妻に
「体動センサーっていろいろあって迷うんだけどどれがいいと思う?やっぱりスヌーザ・ヒーローかな」
みたいな話をされて「????」だったのですが、僕もそれからいろいろ調べた末、この「スヌーザ・ヒーロー」を買いました。
結論、「買ってよかった」と思います。
簡単に言うと赤ちゃんの体の動きを知らせてくれるもので、知らない間に無呼吸や窒息になっていないかモニタリングするのに役立つアイテムなのですが、この「スヌーザ・ヒーロー」が何をしてくれて何をしてくれないのかも含めて、ご紹介したいと思います。

赤ちゃんの体の動きを知らせてくれるグッズ

手のひらサイズの体動センサー「スヌーザ・ヒーロー」
ベビーセンサー(体動センサー)は文字どおり、赤ちゃんの体の動きを知らせてくれるグッズです。
赤ちゃん向けの体動センサーは大きく2種類あって、1つはベッドやふとんに取り付けるタイプのものです。よく産婦人科で新生児をのせるベッドについているものです。
ベビーベッドを使っている家庭であれば良いと思います。体に取り付けて使うタイプに比べて、体から外れるような心配がないので、より正確にモニタリングできます。ちなみに産婦人科で使っているようなタイプのものは、1つ20万円くらいするようです……。

もう1つがこれから紹介する「スヌーザ・ヒーロー」に代表される、体に取り付けて使うタイプのものです。腹部に取り付けて、その動きをモニタリングしてくれます。仕組みが単純なので比較的お手頃です。

SIDSが怖い

その1でも書いたとおり、やはり怖いのがSIDS=乳幼児突然死亡症候群。なんの前触れもなく起きるというのは非常に厄介です。しかも原因も不明なため、それ用の対策も難しいとされています。
SIDS以外にも睡眠時のリスクは多いです。うちの子は最近寝返りを打ち始めて、うつ伏せになった後そのまま力尽きて顔が床にくっついていることがちょいちょいあるので、親が寝ている間にそれをされてしまうと窒息のリスクがあります。
SIDS:乳幼児突然死亡症候群
それまで元気だった赤ちゃんが、事故や窒息ではなく眠っている間に突然死亡してしまう病気
日本での発症頻度はおよそ出生6,000~7,000人に1人と推定され、生後2ヵ月から6ヵ月の乳児に多い
厚生労働省ホームページ

機能重視なら「IBUKI」、でもちょっとお高め

持ってないので紹介はほどほどにしますが、「IBUKI」はパッドを敷くタイプのものです。ほとんどの商品が海外製のなか、「純国産のベビーセンサー」ではこれが一択とも言われています。
パッドを敷くタイプなので、添い寝はできません。ちょっと離れれば使えるみたいです。

「IBUKI」のいいところは「記録できること」です。モニタリング結果を専用のアプリで見たり、CSVダウンロードできたりします。
しかしいいお値段します。88,000円(税別)。
保育所なんかでこれが導入されていると非常にポイント高いと思います!

体動センサー「スヌーザ・ヒーロー」を買いました

我が家ではおむつに取り付けるタイプの「スヌーザ・ヒーロー」を買いました。写真を見ていただくと分かるとおり、かなり小さいです。
通常の動きであれば、緑色のセンサーが光りながら「ピッ、ピッ、」と音を鳴らします(音は切ることもできます)。
一定時間お腹の動きがない(呼吸してない?)と、センサーが振動して赤ちゃんを刺激します。それでも動きがないと、大きめのアラート音を鳴らす、というものです。

我が家ではジーナ式育児にならって、親が寝る時間以外の睡眠(朝寝、昼寝、夕寝)は寝室を真っ暗にして赤ちゃん一人にしています。夜は添い寝ですが。
そのためネットワークカメラ(ベビーモニター)とあわせて赤ちゃんのモニタリングツールとして重宝しています。

「スヌーザ・ヒーロー」は小さいので携帯するにも便利です。一日の中で部屋を移動しても使えますし、(そんなに無いですが)旅行にも持っていきやすいです。お値段も比較的お手頃で、Amazonで13,500円ほどです。(2018年8月現在)

体動センサーはSIDSの予防にはならない?

そもそも体動センサーの使用とSIDSの発症率軽減の相関性を立証するデータは残念ながらありません。過信せずに、あくまで注意深く観察する姿勢は持ち続けたほうがよいです。
「そもそも、『無呼吸アラーム』を使うことで、SIDSを予防できたという検証は、まったくされていません。
アメリカでは、赤ちゃんの死亡原因の1位がSIDSと言われています。そのため、無呼吸アラームなどの器具がたくさん出回っていますが、そのおかげでSIDSを起こす赤ちゃんが減ったという科学的データはまったくありません。そのため、アメリカ食品医薬品局(FDA)では、『科学的データがなく、予防効果がない』と警告を出しているほどです」

家庭用「無呼吸アラーム」で乳幼児突然死症候群を予防できる?専門医に聞きました|たまひよ

”誤作動”が安心感を与えてくれる

ネットワークカメラ(ベビーモニター)ほどの直接的なメリットがなく、学術的な検証がされていない、さらにお守りにしてはそれなりのお値段がするということで、「じゃあいらないのでは」という意見もあるとは思いますが、使っている身としてはけっこう安心感があります。

SIDS以外にも窒息などのリスクはありますし、「あれ、いま息してなかったよね」みたいなことがたまにあって、そういうときに振動してくれるというのはありがたいです。

また、誤作動、というか当たり前なんですが、おむつにクリップではめているだけなので、
たまに外れるんですよね。で、外れると鳴るわけです。
それでアラート音にびっくりして近寄ったら何事もなかった、というのが3日に一回くらいあります。
無駄といえば無駄なのですが……なんていうんでしょうね、「緊急地震速報が鳴ってびっくりしたけど自分の周りは何事もなかった」みたいな感覚に近いんですよ。
つまり
・いざというときも知らせてくれるのだろうという安心感
・「おまえいま赤ちゃんのこと意識から飛んでただろ」と言われた気分になる(しかも人に言われるよりイラッとしない)
というメリットがあります。

さきほど引用したサイトに、監修の医師からこんなコメントもついています。
SIDSを予防するのに最も大切な、『赤ちゃんを1人にしない』がおざなりになってしまったら、逆に対策が不十分になりかねません
家庭用「無呼吸アラーム」で乳幼児突然死症候群を予防できる?専門医に聞きました|たまひよ
いや、わかってるんですよ……わかってるんですよそんなこと。
だからって24時間凝視し続けられんのかって話ですよ。
語弊がある表現かもしれませんが、これにより少しの間だけ「赤ちゃんのことを意識から飛ばせる」のです。それはとても重要なメリットだと思います。 というわけで皆さんは自己責任で使ってくださいね^^
それでは。