#ゆるゆるお父さん遠足 に参加したら、子どもと自分が社会とゆるくつながれた話


じゃけおです。
去る2019年7月21日。世間が参議院選挙に揺れるころ、私は #ゆるゆるお父さん遠足 というイベントに参加してきました。場所は都内の日比谷公園。このイベントに参加したのはこれで3回目。ぜひパパの皆さんにこの活動を知ってもらえたらと思い、このイベントの感想を書きたいと思います。
3週間ほど経って感想を書く遅筆っぷりはご容赦くださいmm(ちなみに選挙は期日前投票しましたよ!)

#ゆるゆるお父さん遠足ってなに?

Twitterで広まった、子育てとーさんが発案者のイベントです。
先日バズフィードにも取り上げられました!(取材日は私の初参加の日でした!)

このイベント、かなりお気に入りなので紹介したいと思います。

行くことになったきっかけ

(ここは自分語りなので興味ない方は読み飛ばしてください。)

私も育休を取って育児にフルコミットしたことでだいぶ考え方が変わりました。
子どもが産まれるまでは、妻が育休とってそのあいだ夫は働いて、保育園に預けて妻が時短で復帰……みたいなよくある共働き像を描いていました。しかし育休を取得したことで夫婦が同じ目線になり、会社間・夫婦間でいろいろ調整して夫婦ともにフルタイムで働くことができています。

これからの「男の育休」の話をしよう〜男性の育休取得のリアル・前編(育休取得まで)|あたりめブログ

で、そうなってくると「自分と同じ目線で育児について話せる男性」が身の回りにほぼいないことに気づきます。
お子さんの年齢の近い方は会社に何人かいるものの、育休を取った方も、共働き育児している方もほとんどおらず、話が全然合いません。

そんななかでTwitter上で仲良くさせていただいている方が「ゆるゆるお父さん遠足」というのを始めたという話を見聞きしました。
ここなら同じ目線で話せる方がいるのではと思い、行ってみたくなりました。

#ゆるゆるお父さん遠足 に共感したポイント

ゆるゆるお父さん遠足は、お父さんが子どもを連れて外に集まる、ただそれだけの会です。
お父さんどうし、子供どうしの交流もありますし、妻(お母さん)を子供から離して自由時間を満喫してもらうという目的もあります。

ゆるゆるお父さん遠足は、とにかくゆるい。
  • 自己紹介もない
  • 参加費もない
  • 参加表明も欠席表明もない
  • 話してもいいし話さなくてもいい
  • 誰かのありがたいお話もない
ただ、ふらっと集まってふらっと解散すればいい。気を張らなくていい。子どもファーストで予定を立てられる。

この手のイベントは、自己紹介で静かなるスペックマウンティングが始まったり、着てるもののブランドで争ったり、急遽行けなくなると疎外感があったり、そういう対人関係への不安がつきものなのですが(それが表面化されていなくても、そういう空気を感じることが嫌)
触れ込みどおり、ほんとにゆるい。

来たら軽く挨拶して、アカウント名を書いた名札をつけ、誰かのシートの隣にシートを広げ、あとは適当に子供と遊ぶ。それがとにかく居心地がいい。

参加のための準備

ゆるゆるお父さん遠足は、前の日から始まっています。もちろん準備もお父さんがやりましょう。
当時の娘は1歳4ヶ月でした。

持ち物:
  • ランチの離乳食、スプーン、おやつ、よだれかけ
  • 保険証母子手帳もろもろ
  • ストローマグ
  • ちょっとした遊び道具
  • 帽子、日焼け止め
  • おむつ、おしりふき
  • 着替え
  • 手ピカジェル

離乳食はお弁当という年齢でもないので、みんな大好き和光堂の栄養マルシェ。これはゆるゆるお父さん遠足に限らず外出時はまじで重宝してます。

都内のベビーカー移動問題に直面

5月に同じく日比谷公園で行われたゆるゆるお父さん遠足では、自宅からベビーカーで移動しました。
都内の地下鉄はバリアフリーも整備されているだろうとたかをくくっていたのですが、思わぬ落とし穴がありました……

"乗り換え"はエレベーター率が極めて低いのです。地上から改札、改札からホームはわりとあるのですが。

結局「鋼の荷物を持ってだっこして移動」というよくわからないことをするはめに。
公共交通機関で小一時間移動すると、それだけでぐったりでした。

ベビーカーにしたもう一つの理由として、当時ごはんを食べさせるときに拘束する道具として使いたかったのですが、止まっているベビーカーではまったくじっとしてくれず……。結局レジャーシートの上で膝に座らせて食べさせました。なにげにそうやって食べさせるのは初めてだったので、ちょっと成長を感じた一幕。

その帰りは終始抱っこ紐でした。その場合はベビーカーに荷物を載せられるのでこれはこれであり。

で、今回の7月の再参戦では抱っこ紐でチャレンジ。親の体力さえあれば正直こっちのほうが数段ラクでしたね……。だめじゃん東京……。
*抱っこ紐のほうが良いよという話ではなく、見極めが大事という話です

日比谷公園と、催しの雰囲気

日比谷公園は東京23区内で無料で入れる大規模な公園で、緑が多くてとても良かったです。
あと子供連れは代々木公園などと比べると少ない印象でした。オフィス街だからですかね??

催しとしては、オフ会で会ったことある人もいたし、あなたがあの!?という方もいたし、全く知らない人もいました。
誰も特に干渉しないけど、もちろん交流したければする。すでに過去の遠足で仲良しになってる子どもどうしで遊んでる姿もあり、とてもハッピーな雰囲気です。

近くのベンチにいた別グループのママ友が興味深そうにこちらを見ていました。親子連れの大人10人くらい全員男という、なかなかレアな光景だったと思います。
お昼時には隣で食べてた女の子(ぐでちちさんの娘さん)におにぎりをいただきました。おいしかった!

心配してた昼寝問題は杞憂だった

当時の娘はジーナ式を実践していたこともあって明るいところで寝たことがあまりなかったので、お昼食べたら早めに撤退かな……と思っていました。
少ない望みに懸けてしばらく抱っこしていたら、ストンと寝ました!結構びっくりしたのですが、近くにいたたろっくすさんが「保育園で昼寝してるから、明るいところで寝るのにも慣れたのかもしれませんね」と!
なるほど、ありがとう保育士さんたち……!

ほかの親子たちと触れ合って思ったこと

はじめてのゆるゆるお父さん遠足は、はじめて広大な敷地を歩き回る娘を終始追いかけていたので、あまり交流できずに終わってしまいました。

ほかの方は(もちろん年齢が我が子より上の方が多いんですが)結構放置(*)されてる方もいて、もしかして私は過保護なのか……!?とも思ったり。べつに改めようとも思いませんでしたが、そういう気づきがるのは新鮮でした。
*他のパパさんに預けていたり、若干距離を取って見守っていたり、という意味です。

広大な敷地を歩き回ると、障害物や段差なんかに出くわすのですが、なんか体勢を微調整しながら歩いたり、転んでも受け身をとったり、家ではあまり見れない姿もあって、やっぱり成長を感じます。

あと我が子はまだそういう年齢ではないですが、4〜5歳くらいになってくると、「今日はあの子が来てないから寂しい」みたいな話をする子もいるようで、子どもたちの中でも大切なコミュニティになっているようです。娘と年齢の近い子もいたので、もう1,2年たって同じような関係が築けると良いなと思いながら眺めていました。

もっと広まって、当たり前になってほしい

ゆるゆるお父さん遠足でやっていることは、パパと子どもが集まって外で遊んでいる、ただそれだけです。世のママ友が当たり前にやってきたことをパパがやっているだけ。世の中を変えようなんてたいそうなことは思っていなくて、いま私と同じような考えの人がいたら、こっちに来たら同じ考えの人意外とたくさんいるよ、って教えてあげたい。

もちろん遠足があるときだけ張り切るんじゃなくて、普段の休日も娘と二人で「ひとりゆるゆるお父さん遠足」なんて言いながら出ていくこともあります。二人で出ていくってちょっとハードル高かったのですが、遠足に参加してからはあまりどうとも思わなくなりました。

自分と娘が見る景色を少しずつアップデートしていきたい。というわけでこれからも参加したいと思っています。

これまでにたくさん開催されているので、公式サイトのレポートもチェックしてみてください!
それでは。

ゆるゆるお父さん遠足|お父さんたちがゆるくつながれる世界に